ひとつの式が三つを結ぶ
距離は速さに時間を掛けたもので、どの場合もこのひとつの関係から出てきます。距離を速さで割れば時間、距離を時間で割れば速さです。二つが分かれば三つ目は決まるので、別に覚える式はありません。
十進法の時間で出た答えは、口に出す前に直す必要があります。1.5時間は一時間三十分ですが、1.3時間は一時間十八分です。0.3を三十分と読むのはよくある取り違えで、小数部分には六十を掛けてください。
ペースは1キロメートルあたりの分数で、ランニングで使われる尺度です。速さの逆数に六十を掛けたものなので、時速12キロは5分ペースになります。速くなるほど速さは上がりペースは下がる、この一点だけ取り違えないようにしてください。
実際の移動はなぜ長くかかるのか
これは出発から到着まで一定の速さを前提にしています。実際の運転には信号、渋滞、休憩、料金所が含まれ、長距離では表示速度より一割から二割低い平均になるのがふつうです。到着時刻を約束する前に余裕を見てください。
区間ごとの速さを単純に平均すると答えを間違えます。半分を時速100キロ、半分を時速50キロで走ると平均はおよそ時速66.7キロで、75キロではありません。遅い半分のほうが全体の時間を多く食うので、重みが大きくなるからです。
単位を混ぜるとすべてがずれます。この計算機はキロメートルで動くので、マイル表記の地図から読んだ距離を入れると結果が1.6倍に膨らみます。1マイルは1.609344キロメートル、航空や海運で使う海里はまた別で1.852キロメートルです。